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福利厚生としてのペイントパーティー

「不機嫌な職場」

従業員数が小規模のうちはともかく、会社の規模が大きくなるに従い、社内におけるコミュニケーションはどうしても鈍くなりがちです。組織の壁がいくつも施されていき、情報やノウハウの共有化が進まず、一方でルールは徹底されていきます。 電子メール、グループウェア、社内SNS等のITツールは進展したものの、お互いの顔がよく見えなくなり、信頼関係が薄らいでいく恐れがあります。

各部門がPCやスマホに映し出されるデジタルダッシュボードを睨めながら、それぞれの成果だけを得ることにエネルギーが偏り、Face to Face コミュニケーションが無くなっていきます。 その結果、何となくいつもイライラ・ギスギスした「不機嫌な職場」になっていき、中長期的には組織全体の生産性が低下していくことになります。

福利厚生としてのレクリエーション、スポーツ、カラオケ、そしてアート制作活動

日本でも米国でも、成果やチャレンジを問うには、安心して働くことのできる職場環境が不可欠です。米国でも、福利厚生に力を入れる会社が増加してきているそうです。会社全体の大運動会だけでなく、取引先、代理店、派遣会社から来られている人々まで交えて、小規模なグループで異なったレクリエーションに取り組む例が増えています。

例として、ボランティア活動、フットサルやボーリングなどの気軽なスポーツ活動、カラオケ大会、ペイントパーティーへの参加などです。 日本の場合、カラオケが宴会でとても普及していますから、社内だけでなく取引先の人とも、グラス片手にカラオケで歌声を披露する機会が多いと思います。

米国では、ペイントパーティーがとても普及しているので、お酒を飲みながら各自がアナログのアート制作をして、自分自身さえ気づいていなかった創造性を発見し合えること自体が新鮮なため、多くの効果が報告されているそうです。 同じテーマで絵を描くからこそ、スポーツやカラオケではわからなかった、アート的性格が如実にでます。 社内でイラストやCGなどのデザイナーの仕事を日常的にしている人だけでなく、20-30年間絵筆握っていなかった人の、想像力に富んだ構図の取り方や色の配合を見て、電話とメールでしか知らなかった別の部署、別の事業所の人から、新たにインスピレーションを得られたことが、実に収穫になったという人が続出しています。